大田文化の森で竹を使ったアートのワークショップとパフォーマンス

参加者が青竹を使って生けたクリスマスと正月向けの花

参加者が青竹を使って生けたクリスマスと正月向けの花

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 大田文化の森(大田区中央2)で12月19日、ワークショップ「竹でアートするクリスマス&お正月」が開催され、事前に応募した定員の50人が約3時間にわたり生け花・音楽・書道などの多彩な竹に関連するアートを楽しんだ。

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 同イベントは、参加者がクリスマスとお正月に向けて竹に関連するアートを実践・鑑賞する内容。生け花のワークショップでは、大田区華道茶道文化協会理事の雨野晶こうさんの指導の下、参加者全員が区内の個人宅の庭から切り出した青竹と水引などを使いクリスマスとお正月用の花を生けた。雨野さんは会場で制作した生け花の大型作品も披露した。参加者の女性は「これまでにも知人から青竹をもらったことがあり生け花を試みたが、(竹の良さを)生かし切れなかった。ワークシップで多くのことを学べた」と話していた。

 参加者は続いて、音楽ユニット「音工場Omori」によるバリ島の楽器ガムランの演奏と書道家の小木貴穂さんの書パフォーマンスを鑑賞。竹が生み出す芸術を堪能した。最後は、大田文化の森運営協議会の文化プレーヤーで同イベント企画者の山崎和男さんによる「エコと竹の話」に耳を傾けた。

 「竹は成長の早い植物で放置林などによる『竹害』が発生する例もある。手軽に利用できる素材であることを生かして竹を生活の中に取り入れていくことは、竹のためにも良いこと。アートをきっかけに環境についても考えてもらえれば」(山崎さん)。

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