羽田空港第2旅客ターミナル地下の多目的オープンスペース「若い芽のひろば」に9月6日から、空港周辺の浜辺の漂着物と地域から回収した3,000本のペットボトルで作った飛行船のアート作品が展示されている。
日本渚の美術協会が毎年主催する同空港回りの人工海岸の美化清掃運動に今年、地元の大田区立久が原小学校と中富小学校の児童が参加。ボランティアのメンバーらとともに集めた流木・ガラス片・プラスチック廃材・貝殻などの漂着物と、近隣の家庭から回収したペットボトルを材料にして、全長約5メートルの巨大な飛行船と人形などのアート作品を作り上げた。
同協会では美化清掃運動で集めたゴミは回収ルートに乗せ、工作材料になるものは「海からの贈り物」として持ち帰る。それらを使った作品の数だけ海がきれいになり、さらにそれらは環境についての「海からの警告」であることを多くの人々に感じてもらいたいという。
展示は今月23日まで。その後は各地を移動展示する予定。