羽田空港で船着き場の工事開始-7月より水上アクセスの拠点に

羽田空港南側の多摩川河畔に船着き場が整備される。

羽田空港南側の多摩川河畔に船着き場が整備される。

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 羽田空港で5月2日、船着き場の整備工事が始まった。

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 同空港施設を管理運営する日本空港ビルデング(大田区羽田空港3)が整備を検討していた東京湾と多摩川に面した同空港の利点を生かす水上アクセス機能の拠点を、「羽田空港船着場」として新設するもの。

 工事は空港敷地南側の多摩川左岸に三愛石油が所有していた旧タンカーバース(桟橋、大田区羽田空港2)を旅客船用に改修する。観光交流・振興、地域振興、さらに防災・緊急時対策等の水上交通アクセスの拠点として有効活用することを想定し、具体的には空港機能に連携した東京湾の屋形船・遊覧クルージングなどの発着や訪日外国人ツアー向けのチャーター船の発着などができる。また災害時などに陸上交通機関 の代替として水上輸送ルートとして機能することも期待できるという。

 第1期の桟橋工事は6月下旬の完了を予定し、7月上旬には船舶の発着が可能となる見込み。今秋ごろに計画されている第2期以降の工事では、待合室などの旅客設備が設置されることが伝えられている。

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