ゴミ拾いをスポーツとして楽しむ「大田スポーツゴミ拾い大会」が2月28日、羽田空港に隣接する大田区羽田の街を会場に開催された。
日本スポーツゴミ拾い連盟・青少年対策羽田地区委員会などで組織する実行委員会が主催する地域のエコイベントで、開催は昨年に続き2回目。今回は昨年10月の羽田空港国際化に合わせて、東京空港事務所や航空会社などからの後援と協力を得た。当日は、地域の団体・学生グループ・企業などから昨年の約3倍の52チームが参加。空港関連企業からも10チーム以上がエントリーした。
穴守稲荷神社(大田区羽田5)で行われた開会式では競技に先だって大会趣旨や「走らない」「チームで移動する」「分別する」などのルール説明があり、「ゴミ拾いはスポーツだ」のかけ声とともに各チームがエリア内のゴミ拾いを開始。和やかな雰囲気の中、軍手とトング、ゴミ袋を手に60分の競技時間内いっぱい、地域を隅々まで歩き回った。
集めたゴミの量と種類で最高得点を獲得したのはJALの空港旅客業務を行う会社の「ひろうでごJAL」チームで、24.4キロの重量のゴミを収集。記念品などを受け取った。全チームのゴミ収集量合計は昨年の2倍以上の約350キロに上った。実行委員会関係者は「さまざまな人がこの大会を通じてゴミ拾いをスポーツとして楽しみ、環境に関わることはとても重要」と話す。「羽田空港は世界に向けた東京の新しい玄関口。隣接する羽田の街にゴミが落ちていないのは大田区と日本が誇れること」とも。