羽田空港で、新しい管制塔の建設工事が順調に進んでいる。
同塔は高さが116メートル。日本で初めて100メートルを超える管制塔となり、世界でも3番目の高さとなる。現在、構造体・外観の高さが完成時のほぼ3分の2まで達し、高さ77.6メートルの現行の管制塔の高さに近づいた。
同塔は、延べ床面積が約575坪で、最新の建築工法で進める工事では巨大地震に対応する免震技術なども導入する。完成時には現行の塔より38メートル高く、約200メートル南に位置することで、再拡張が進む空港島全体を見通せるようになるという。現管制塔や空港事務所(国土交通省東京交通局)のある管理ビルとは地下通路で結ばれる予定。
供用開始は2010年秋の予定で、現在建設中のD滑走路・新国際線旅客ターミナルビルなどと合わせて、同空港の大幅な機能拡大の中核的設備となる。
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