JR東日本は2月1日、東京モノレールと連携し、羽田空港を利用する訪日外国人を対象にした新商品「Suica&Monorail」(スイカ&モノレール)の販売を開始した。
オリジナルのICカード乗車券「Suica」と東京モノレールの羽田空港国際線ビル駅~モノレール浜松町駅間の片道または往復割引乗車券を割引料金でセットにしたもの。「片道用」(2,400円) と「往復用」(2,700円)の2種類があり、いずれの「Suica」にも利用可能額1,500円とデポジット500円が含まれる。モノレール乗車券の有効期限はそれぞれ1日間と10日間。「Suica」は通常のカードと同様にチャージが可能で期限がないため、残高を次回来日時などに繰り越すこともできる。
東京モノレール線羽田空港国際線ビル駅にあるJR東日本訪日旅行センターで取り扱う。外国籍の人のみが対象で、購入時にパスポートの提示が必要(日本滞在期間は不問)。購入者には「ご利用ガイド」を提供するほか、先着1,000人には「Suica&Monorail オリジナルネックストラップ」を進呈する。
同社担当者によると頻繁に来日する外国人や公共交通機関を使って都内を観光する旅行者には、ICカード乗車券を利用する人が増えているという。新商品では羽田空港に到着する外国人旅行者に向け、積極的に東京モノレールとJR線の利用促進と利便性の向上を図っていく。