JALが2011年3月に予定するボーイング747型機の退役を記念した「空弁」の販売が11月2日より羽田空港限定で始まり、空港利用者の話題を集めている。
「『ありがとうジャンボ』」記念空弁」の2種類で、JALUX(品川区)が、JALの同型機のパイロットの協力を得て独自に開発した。「ジャンボ海老天重(オリジナルステッカー付き)」(800円)はエビ2本と野菜の天重に、機体をプリントしたノリが付く。「ジャンボ4発太巻き(オリジナルブックマーカー付き)」(450円)は、エビカツ太巻きとサラダ巻きを同型機の4基のジェットエンジンにちなんで4個セットに。共にパッケージには旧塗装の「鶴丸ジャンボ」の掛け紙を使用した。同社運営「BLUE SKY」の羽田空港第1ターミナルの各店舗で販売する。
JALUXでは記念グッズも販売。747型機の旧デザインや旧ロゴをあしらった「ボーイング747もモデルプレーン」(5,250円、12月中旬販売開始予定)、「メモリアルオールドファンショングラス」(630円、11月19日以降販売再開予定)、「メモリアルキーホルダー」(840円)などで、羽田空港第1ターミナル1階のBLUE SKY羽田空港エアラインショップで扱う。
ボーイング747は「ジャンボジェット」の愛称で知られる、過去数十年の大量航空輸送を支えた大型機。JALは1970(昭和40)年の羽田~ホノルル線の運航開始より40年にわたり運航しており、一時は世界の航空会社の中で最多の100機以上を運航していた。同社は航空需要の変化やより運航効率の高い新型機の導入になどの理由で同型機の退役を決定しており、航空関係者やファンからはその姿が日本の空から消えることを惜しむ声も上がっているという。JALUXの同企画担当者によると、記念空弁は販売開始以来「好調な売れ行き」。
空弁・グッズの販売は2011年3月末までを予定する(記念グッズは在庫が無くなり次第終了)。