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地域活性映画「商店街な人」-国際化控える羽田空港ロビーで撮影

カメラの前で演技する主演の今野晴也さん

カメラの前で演技する主演の今野晴也さん

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 ワップフィルム(大田区萩中2)は羽田空港国内線ターミナルビルで10月15日、空港国際化と地元・蒲田の活性化をテーマに9月より制作を進める映画「商店街な人」の撮影を行った。

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 同作品は元商社マンと地方新聞記者のカップルが、羽田空港国際化をきっかけに、蒲田の商店街と地域の商業振興や観光促進に取り組む姿を追うストーリー。現役の俳優の高橋和勧さんが企画・監督・プロデュース・脚本・出演の5役を務める。

 同社は映像作品の作成過程から生まれる共同作業を通して地域活性化・地域ブランドの確立し、それを地域活動や街づくりに生かすことを目指すNPO。広報担当者によると、同作品は「大田区地域力応援基金助成認定事業」で、撮影などを誘致する「フィルムコミッション」とは異なり、制作に地域の参加・共鳴を促す「リージョンフィルム」であることが特徴だという。制作には大田区よりすべてのロケ地の無償提供や助成金などの支援を受けるほか、区民や企業など多くの人々の協力を得て進められている。

 同日の撮影は同ビルを管理・運営する日本空港ビルデングの協力の下、実際の旅客が行き交う1階到着ロビーで行われた。今野晴也さん・田中たぬ紀さんが演じる主人公のカップルが、変わりゆく羽田空港の様子を自らビデオに撮影するシーンなどがカメラに収められた。

 高橋監督によると制作は順調で、撮影も10月30日に予定するクランクアップに向けて「佳境に入っている」という。作品については、「(羽田国際化を機に)大田区を『国際シティー』と呼び、地域活性化と世界へのアピールにおいては日本独自の『もてなしの心』も伝えていきたい」と、制作への思いを語る。

 公開は2011年を予定 (詳細未定)。

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