デルタ航空(米)が7月16日、羽田空港が国際化する10月以降に開設する羽田発着の2新路線のスケジュールを発表し、米航空会社3社による羽田空港と米国の都市を直接結ぶ4新路線の運航スケジュールがすべて出そろった。
デルタ航空が開設するのはデトロイトとロサンゼルス線。羽田からの運航開始はそれぞれ2011年1月30日と31日の予定で、共に毎日運航する。スケジュールはデトロイト線が羽田発=6時55分・デトロイト着=4時50分(同日・現地時間)、デトロイト発=19時30分・羽田着=23時(翌日)。ロサンゼルス線が羽田発=深夜1時・ロサンゼルス着=18時40分(前日)、ロサンゼルス発=深夜0時10分、羽田着=5時(翌日)。機材は両路線ともボーイング747-400型機を使用する。
すでに発表されているそのほかの米国路線はアメリカン航空のニューヨーク線とハワイアン航空のホノルル線。スケジュールはニューヨーク線が2011年1月22日より、羽田発=7時・ニューヨーク着=6時50分(同日)、ニューヨーク発=19時20分・羽田着=22時20分(翌日)。ホノルル線は10月31日より、往路が羽田を深夜前に出発しホノルルに同日昼ごろに到着。帰路がホノルルを夕刻に出発し羽田に翌日夜に到着するスケジュールが計画されている。
新路線は羽田空港の深夜早朝時間帯に発着することで、これまでは日本からは不可能だった北米都市への「0泊2日」の旅程も可能になる。これらの強行軍については、限定的でありながらも超短期の出張やスポーツ観戦などに向けた需要があるとみる専門家もいる。
羽田~米国路線には、日本の航空会社ではANAがロサンゼルスとホノルルに、JALがサンフランシスコとホノルルに就航する計画を発表している。