キャセイパシフィック航空(香港)は5月19日、羽田空港と香港を結ぶ路線に10月末より就航する意向を表明した。
新滑走路供用開始に伴う同空港の再拡張・国際化に合わせ、現在運航している成田~香港線に加えて同新路線に1日2便就航し、東京路線を拡充する計画。
羽田国際化を巡る日本と香港の航空当局の協議は昨年3月、昼間時間帯(6時~23時)に双方がそれぞれ羽田~香港間に1日2往復の国際定期便を運航することを認めることで合意している。香港側の運航枠をすべて希望する同社の羽田路線も、昼間時間帯での運航スケジュールになるとみられる。
同社は2008年より、年末年始などの繁忙期や同社日本就航50周年記念に羽田発着のチャーター便を運航しており、定期便就航にも意欲を見せていた。同社のトニー・タイラーCEOは羽田就航の意向表明について、「東京と香港の間を行き来する乗客により多くの選択肢と高い利便性が提供される。東京への増便は両都市のつながりを一層緊密にする」とコメントしている。
詳しい路線計画は今後の政府認可以降に発表される予定。