空港舞台のメディアアート展が動画に-羽田空港ターミナルのサイトで公開

メディアアート展「空気の港」の作品「呼吸するスクリーン」(開催期間中に撮影)

メディアアート展「空気の港」の作品「呼吸するスクリーン」(開催期間中に撮影)

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 羽田空港を会場に昨年10月より約3カ月間にわたって大規模に開催されたメディアアート展「『空気の港』~テクノロジー×空気で感じる新しい世界~」の内容をまとめた動画が、同空港ターミナルのウェブサイトで公開されている。

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 同アート展は昨年10月9日から今年1月11日まで、ターミナルビルを管理運営する日本空港ビルデングと東京大学「デジタルパブリックアートを創出する技術」プロジェクトが共同開催した。旅客ターミナルなどのオープンスペースや共用スペースに最新のテクノロジーを使ったデジタルアート作品群を一般公開。作品を通して「空気を可視化」し、巨大空港を見る人の感情や記憶を呼び覚ます「空気の港」にする試みとなった。

 動画の長さは約10分。同展のコンセプトや概要の解説のほか、19作品のクローズアップ・利用者目線のショット・空港利用者が実際に鑑賞している風景など、さまざまな映像で紹介する。メディアアートの作品をコンパクトな映像メディアで楽しめる趣向だ。最後には、同プロジェクトを手がけた東京大学大学院情報理工学系研究科の廣瀬通孝教授やアーティストの鈴木康広さんらんが参加したシンポジウムの風景も収めている。

 同プロジェクト関係者は「空港ターミナルには1日に約18万人が訪れるが、デジタルパブリックアート展がこれほど大きな規模の空港ターミナルで開催されたのは世界でも恐らく初めてでは」と振り返る。

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