羽田空港海上D滑走路、陸続きに-空港島との連絡橋が開通

滑走路島(埋立部)より完成した「場周道路・北側」橋を撮影。後方は現空港島。

滑走路島(埋立部)より完成した「場周道路・北側」橋を撮影。後方は現空港島。

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 羽田空港の沖合約600メートルの海上に建設が進む同空港4本目のD滑走路(2,500メートル)と現在の空港島を結ぶ連絡橋(620メートル)が完成し、11月10日、報道陣に公開された。

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 滑走路島と空港島は、航空機が移動する「連絡誘導路」2本と業務車両などが通行する「場周道路」2本で接続するが、今回完成したのは幅員約10メートルの橋「場周道路・北側」の橋で滑走路供用開始以降に空港パトロール車両などの通行に使用されるもの。関東地方整備局東京空港事務所によると今月中には、同橋を経由して現空港島から滑走路島への建設資材などの運搬を開始する予定だという。

 D滑走路の工事全体の進ちょく率は同日現在で85%。埋め立て部の土盛りはすでに90%以上完了し、間もなく舗装などの作業が始まる。多摩川河口側の約3分の1を占める桟橋部では、ジャケットと呼ばれる橋脚土台198基の内184基の据え付けが終わっている。同空港の発着回数を現在の1.3倍の年間40.7万回に拡大し再拡張・国際化の中核を担うD滑走路の工事は、2010年10月の供用開始に向け引き続き昼夜休みなく続けられる。

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