ゲーム開発のシグナルトーク(大田区蒲田5)は2月、ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン(渋谷区)とともに、携帯電話向け有料コンテンツ「HEROES TREE」(ヒーローズツリー)のPC向けサービス「マルチビューアー」の提供を開始した。
ヒーローズツリーは、海外ドラマ「HEROES」をテーマに、ユーザーがオリジナルストーリーをリレー形式で書いていく「ユーザー参加型ストーリー生成ゲーム」。同社が昨年9月、iモード・EZweb・Yahoo!ケータイを対象にリリースした。物語の感想を投稿者に伝えられる掲示板、リクエストした物語の続きのメール受信、HEROESのキャラクターから定期的に届くメールマガジンなどもある。同社によると、リリースより先月までに4,000以上の物語が投稿されているという。
今回開始した新サービスは同携帯向けコンテンツのPC版。機能は携帯版とほぼ同じだが、PCならではの新インターフェースとして、ドラマの登場人物の画像をふんだんに使った画面表示や直前の物語を確認しながら執筆できる投稿フォームなどを採用する。「マルチビューアー」の名称は、同サービスが「Willcom」「eMobile」の端末と「iPhone」を含む各キャリアのスマートフォンなど、PC以外の各種端末にも対応することから付けられた。
利用には同サービス用の「コイン」をオンラインで購入する(500コイン=100円~)。各種クレジットカードと電子マネーによる支払いが可能。
同新サービスの開始により「HEROES視聴者の多数を占める30代以上のサラリーマンなど、携帯電話よりもPCの操作に慣れている世代も参加しやすくなり、ユーザー層の広がりが期待できる」(同社)。