「高度技術・技能展　おおた工業フェア」が2月19日～21日、大田区産業プラザPiO（大田区南蒲田1）で開催される。

　同イベントは今年で13回目となる地域のものづくりの技術の総合展示会。大田区・大田区産業振興協会・大田工業連合会が主催する。テーマを「おおた発！ものづくりネットワーク」として、製造業やIT産業を中心に100以上の企業と組織が出展を予定。産学連携の推進事業のPRとして全国の15大学も技術研究などを発表する。

　開催期間中、「大田区中小企業新製品・新技術コンクール」入賞製品、同区が「優工場」に認定した工場の技術、地域のものづくりの企業活動「大田ブランド」のなどをPRするほか、受発注商談会も開催する。さらに中古工具市・工場見学バスツアー（20日9時～の1回のみ。有料）などのイベントも実施。期間中、7,000人の来場を見込む。

　3つの講演と10回のセミナーも多彩なテーマで予定する。経済産業省製造産業局の後藤芳一さんが「日本のモノづくり政策」と題して基調講演を行うほか、漫画「下町鉄工所奮闘記　ナッちゃん東京編」の作者たなかじゅんさんが「ものづくりの楽しさを広げて行こう！」をテーマに特別講演を行う。同作品は青年漫画雑誌「スーパージャンプ」（集英社）に連載され単行本にもなる人気シリーズ。大田区蒲田の町工場で働く少女ナツコを通して、ものづくりの面白さを分かりやすく描く内容。

　開場時間は10時～17時（最終日は16時まで）。入場無料。講演・セミナー・バスツアーはフェアのホームページから事前の申し込みが必要。