東京湾の見どころを周遊する夏季限定の「東京湾納涼船」が今年、過去最高の14万5256人の乗船数を記録した。運営は東海汽船(港区海岸1)。
1950年から始まり、今年で65年目を迎える東京湾納涼船。竹芝ターミナルを出発し、レインボーブリッジやお台場エリアなど約2時間かけて周遊する。12年連続で乗船者が増加し、今年は7月1日から9月30日の3カ月間毎日運航し、1日平均約1578人が乗船した。
船内では定期的にイベントを開催し、通常2,600円(乗船料+飲み放題)が浴衣で乗船すると、金曜・土曜・日曜・祝日を除き料金が1,000円引きの1,600円になることから、20代の若者を中心に話題となり、首都圏の大学生の間で人気の浴衣スポットとして親しまれるようになった。今年の浴衣での乗船率は全体の約35%。8月は約45%が浴衣で乗船した。
9月9日から30日まで開催された「東京湾納涼船ファンタスティック・ハロウィーンクルーズ」には、連日約300人が仮装して乗船した。