レゴランド・ディスカバリー・センター(LDC)東京(港区台場1)で今月、レゴブロックの新たな活用法を実践するロールプレーイングゲーム「ワールドブリック」が開催される。
同施設が展開するワークショップロジェクト「ブリックスタディ」の第1弾。「ブリックスタディ」は「組み立てて遊ぶ」という既成概念の枠を超えてレゴブロックの持つさまざまなさ可能性を引き出し、幅広い層に新たな発見や学びの機会を提供する試み。
第1弾となる「ワールドブリック」は大人が対象で、会場を現在の世界に見立て、参加者は8つの国のいずれかの代表となる。自分の国を豊かにすることを目的に、ミニフィグ(人型のブロックパーツ)を技術者にレゴブロックを資源に見立て、ブロックで組み立て生産した「製品」を、各国との交渉を通じて交易・流通させる。現実世界同様、予想外のイベントやハプニングなどが起こることが想定され、創造力を駆使しながら刻一刻と移り変わる「世界情勢」にどう対処するかがロールプレーイングゲームのポイントとなる。
ブリックスタディ実行委員会は大学の有識者などで構成され、今回の「ワールドブリック」の開発は神戸芸術工科大学准教授の曽和具之さんが監修した。「レゴブロックの持つ『もの』としての存在感と、『組み立てる』という行為を最大限に生かした新しい協調学習スタイル」と曽和さん。
開催は6月11日・25日の19時~20時50分。対象は18歳以上で、定員は各回24人。申し込み先着で受け付け、定員になり次第締め切る。参加費は3,000円(参加費・施設入場・アトラクション利用料含む)。1人2 枚まで購入可。イープラスで販売中。
「ブリックスタディ」は日本発の新企画。今後、ワークショップなどの定期開催を予定する。