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「お台場中央連絡橋」建設進む-首都高湾岸線跨ぐ「8の字」型巨大歩道橋

建設が進む新歩道橋「お台場中央連絡橋」。国道357号線と首都高速湾岸線を跨ぐ。

建設が進む新歩道橋「お台場中央連絡橋」。国道357号線と首都高速湾岸線を跨ぐ。

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 お台場の国道357号線と首都高速湾岸線を跨(また)ぐ新歩道橋「お台場中央連絡橋」(仮称)の工事が進んでいる。

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 関東地方整備局川崎国道事務所が進めている長さ約100メートルの巨大歩道橋工事。国道357号線と首都高速湾岸線を挟んで向き合うダイバーシティ東京プラザ側とフジテレビ本社ビル側を屋根付きの高架の歩道で結び、「お台場中央交差点」を通過する歩行者の安全性と利便性の向上と交通混雑の緩和を図る。

 今年に入ってからは、りんかい線東京テレポート駅近くの空き地を仮設ヤードとして高架部分の建設準備が進められた。7月の架設工事では、重量約270トンの高架中央の「X」の中心部分をヤードから交差点まで約100メートル移動。一夜にして巨大な「橋」が出現する深夜の大工事は話題を集めた。

 連絡橋はすでに中心の「X」部を取り巻く周辺部も設置され、「8の字」のほぼ全容が姿を現している。工事は現在、歩道橋内部の設備と地上からの昇降部分などを中心に進められている。りんかい線東京テレポート駅を毎日利用し、お台場の商業施設に勤務する20代の女性は「交差点の信号待ちがなくなり、屋根で雨にぬれないのもうれしい。形も迫力があるので(お台場の)新しいランドマークになるかも」と、新連絡橋の建設に期待を寄せていた。

 「お台場中央交差点」は上下線が別々の平面交差点で現在は、歩行者が横断するには最低でも2カ所信号と横断舗装を渡らなければならない。お台場エリアへの来訪者は歩いて商業施設間を移動することも多く、繁忙期には横断歩道に警官らが立ち歩行者を誘導している。

 新歩道橋は2013年度中の完成を予定。

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