シーライン東京(港区)が6月3日、東京湾の船上で行う新ウエディングプランの販売を始めた。同日行われた発表会には同社グループ「はとバス」(大田区平和島5)のガイド15人がウエディングドレス姿で花を添えた。
日の出埠頭のはとバス車両の前でブーケを手にする「新婦」のみなさん
日の出埠頭(ふとう)拠点に東京湾で大型のレストランクルーズシップ「シンフォニー」などを運航する同社。これまでも船上でのウエディンググプランやパーティープランを提供していたが、今回、企画内容を刷新し新しいタイプのブライダルプランを企画。同社オリジナルの「海婚」として販売を始めた。
新プランのスタイルは「パリのオートクチュールウエディング」で、利用者のニーズに応じて、新婦のウエディングドレスなどの衣装や船上のパーティー会場の食事や花などをカスタマイズできる。船上ならではのサービスとして、パーティー参加者専用で東京湾や都心の景色を楽しめる「プライベートデッキ」が利用できる会場もある。クルーズの所要時間の目安は約2時間。
シンフォニー船上での発表会では、同社グループの「はとバス」のバスガイドがウエディングドレス姿でモデルを務めた。入社1~3年目、19歳~24歳の15人が「新婦」としてドレスを着用し、ヘアメークなどの身支度を調え、ブーケを手にして登場。本番さながらの雰囲気に、参加者の視線が集まった。「新婦」らは乗船前にもシーライン東京のラッピング広告を施した「はとバス」車両で都内・銀座などを走行。ウエディングドレス姿の女性が大勢乗り込み窓から手を振る姿に、多くの街ゆく買い物客らが振り返った。
シーライン東京営業部企画広報課の人見寧則(むねのり)さんは「東京湾内のクルーズは都心やレインボーブリッジ・お台場など見どころが多く、また波の影響も受けることも少なくとても快適。最高のおもてなしで『心に残る』ウエディングをプランできる」と自信を見せる。
問い合わせには、同社のウエディングプランナーが個別に対応するという。