はとバス(大田区平和島5)は5月21日、昨年5月22日の開業日より運行している東京スカイツリー展望台入場付きツアーの1年間の利用人数が、計26万850人に達したと発表した。
同日付けの速報値で、ホテルでの食事や観光地と組み合わせた17タイプの展望台入場付きツアーの参加者の合計。同社は当初、23万人程度の利用者を見込んでいたが、冬のオフシーズンにも利用は落ち込まず、目標を大幅に上回った。年間を通しての平均乗車率は90%を超える人気ぶりで、今後の予約も堅調に推移。約1カ月先まで土・日はほぼ満席の状態が続いているという。
現在の17 コースは皇居前広場やお台場など名所観光を組み合わせた周遊型の昼のツアーが11 コース、ホテルなどでの夕食とスカイツリーからの夜景を楽しむ夜のツアーが5 コース、海外からの訪日客向けに英語で案内するツアーが1コース設定されている。
同社は、昨年の東京スカイツリー・東京ゲートブリッジ・渋谷ヒカリエ・ダイバーシティ東京・東京駅丸の内駅舎など相次ぐ大型施設のオープンや、今年の東京ディズニーランド30 周年、新歌舞伎座オープンなどの話題に合わせ、東日本大震災以降の国内旅行者の減少を乗り超えて、利用人員(東京観光ツアー)が過去15年間で最も多い状況が続いている。
東京スカイツリーの入場者数は1年間でその高さと同じ数字の「648万人」であることが発表されたばかり。展望台チケットの販売数は、外部の単一事業者としては、はとばすが最大規模だとされている。