お台場のイベントスペース「東京カルチャーカルチャー」(江東区青海1)で4月10日、新潟県十日町産のお米を堪能するイベント「十日町ちゃん祭り~日本一の米と日本一うまいもんのコラボめしを食べ尽くそう!~」が開催された。
新潟県十日町産のお米を堪能するイベントの参加者。思い思いに食材を組み合わせる。
同市魚沼産の「日本一おいしい」とされるコシヒカリと全国の「日本一おいしい」食材をつなぐ「にほんいちプロジェクト」の一環。魚沼産コシヒカリの三大高級米品種「清流の恵み」「雪室の恵み」「棚田の恵み」と、同プロジェクトが進める「ごはんのお共」を提供し、「日本一コラボめし」を楽しむ企画。
会場には、品種ごとのおにぎりや炊きたての白米のほか、炊き込みご飯などを用意。地元産の日本酒「松乃井」や「雪下にんじんジュース」も提供された。コラボする食材には、塩ふき昆布の元祖「小倉屋山本・えびすめ」、かつお田麩(でんぶ)とまぐろ田麩の風味と昆布のうま味が特徴の「にしき木」、北海道道南産の肉厚の真昆布を使った「つくだ煮真昆布 生姜」、紀州田辺の「南高梅」、高知県の「カツオのタタキ」「おかず生姜」のほか、東京都島しょ振興公社から「赤イカ塩辛」「ひんぎゃの塩」などが提供された。
ステージには、プロデューサーで「さばのゆ」店主の須田泰成さん、「缶詰博士」の黒川勇人さん、(缶詰博士)、十日町きもの第2代女王の庄司亜美さん、十日町市にある「桜花レスリング道場」で五輪選手らに21年間ご飯を作り続ける林幸子さんらが登壇。十日町市の産業観光部の担当者も地元産の米のおいしさ、他の食材とのコラボの楽しさ、多彩な観光情報などを伝えたほか、クイズやゲームなども行い会場を盛り上げた。
来場者は前売り券と当日券の購入者を合わせて、ほぼ満席の約90人。それぞれ思い思いに米と食材の「コラボ」を皿に盛り付け、日本酒などとともに楽しんだ。都内から訪れた20代のカップルは「食を楽しむ素晴らしい企画。日本にはおいしいものがたくさんあることを実感した」と笑顔で話していた。同市産業観光部の担当者は「市の観光PRの機会はこれまでもあったが、『日本一と日本一をコラボする』企画は新しい試み。これからも十日町の日本一と全国の日本一をつないでいきたい」と、今後の展開に意欲を見せている。