国土交通省は7月28日、日本とマレーシアとの航空協議が合意し、2010年の羽田空港の国際線枠拡充で、両国の航空会社がそれぞれ2国間に週7便の定期便を運航可能にすると発表した。
同空港は同年10月に新国際線旅客ターミナルビル、D滑走路、新管制塔などの供用開始を予定し、同省はそれに伴って新設する深夜・早朝時間帯(22時~翌7時)の発着枠を国際線に割り当てる方針を決めている。
同空港からは現在、ソウル(金浦)・上海(虹橋)・香港に定期チャーター便が就航しているが、国際定期便の合意は今回が初めて。
同協議ではまた、混雑する羽田と成田の両空港を除き、2国間相互に航空便の乗り入れ地点と便数の制限を廃止することでも合意した。政府のアジア・ゲートウェイ構想に基づく航空自由化の実施で、韓国、タイ、マカオ、香港、ベトナムに次ぐ6か国(地域)目。