2月12日に開通した「東京ゲートブリッジ」で4月25日、ライトアップが始まった。
同橋は大田区城南島の中央防波堤外側埋め立て地と江東区若洲地区の間の海上に架かる。長さは2618メートルで、橋の高さは87.8メートル。主橋梁(りょう)部の特徴的な形状が「恐竜が顔を突き合わせるように見える」などと、東京の新しいランドマークとして話題になっている。
ライトアップは照明デザイナーの石井幹子さんが手掛けた。橋の側面に886基のLEDカラー照明を設置しさまざまな色の発光や動きが可能で、月ごとにデザインを変更するほか、イベントなどに合わせて演出する。消費電力の約40%が太陽光発電で賄われる環境配慮型のシステムも採用する。
点灯日には若洲地区で記念式典が開かれたほか、東京湾クルーズを行うシーライン東京(港区)が特別クルーズを運航した。日の出ふ頭を出発したクルーズ船は羽田空港付近を経由してか同橋方面に向かい、乗船者は橋から約1キロの距離の海上から、カウントダウンと初点灯を見守った。
千葉県から参加した30代の夫婦は「一度しかない点灯の瞬間を間近に見られてとてもラッキー。海上からのアングルは地上からとは違うインパクトがある」とうれしそうにカメラのシャッターを切っていた。
ライトアップの時間は日没~24時。