羽田空港国内線第1旅客ターミナル2階出発ロビーで3月11日、「新渡戸稲造『世界への架け橋』展」と「未来遺産『未来への架け橋』展」が始まった。
新渡戸稲造の生誕150年と青森県十和田市太素(たいそ)の水プロジェクトの未来遺産登録を記念する同企画。新渡戸記念館と青森県十和田市との共催で実施する。「世界への架け橋展」(会場=北ウイング)では日本の心を温故知新の立場から見つめ直した新渡戸稲造が伝えた「武士道精神」を、「未来への架け橋展」(会場=南ウイング)では不毛の大地を緑に変えた十和田の「開拓精神」を、それぞれ関連の道具・写真・文書・甲冑(かっちゅう)などの展示を通して伝える。
「新渡戸稲造生誕150年を迎え、稲造を育てた先祖の開拓の志を受け継ぐ市民による地域づくり活動が日本ユネスコ未来遺産に登録された。新渡戸稲造とその祖先が残した日本の心を感じてもらえれば」と同空港を管理運営する日本空港ビルデング広報担当者。
4月11日まで。