豪シンクタンク「センター・フォー・アジア・パシフィック・エイビエーション(CAPA)」は9月2日、羽田空港~新千歳空港線が「世界で最も忙しい」航空路線との調査結果を発表した。
同社は1990年よりアジア太平洋地域の航空市場に関する情報の分析やデータの提供などを行っている。発表は世界の航空路線の8月29日~9月4日の1週間の定期便による提供座席数のデータ分析の結果で、トップが26万9500席の羽田~新千歳線となった。
ランキング10位以内には羽田~福岡線(3位、20万787席)、羽田~那覇線(6位、14万4158席)、羽田~大阪(伊丹)線(9位、12万2640席)の4路線が、37位には羽田~鹿児島線が入り、日本国内の特に羽田空港発着の航空路線の座席提供数の多さが際だった。
トップ10のそのほかの路線も全てアジアとオーストラリア域内となっており、同社は「(調査結果は)拡大する航空市場を反映するもの」とコメントしている。
羽田~新千歳線には毎日、国内の航空4社が合計110便(55往復)を運航している。(9月5日現在)