首都高羽田補修基地で「働くクルマ」親子イベント-高速道路作業車両が一堂に

首都高速道路羽田補修基地で開催されたイベントでは、走行中の東京モノレールの車両が、高所作業車のデッキから手を振る参加者に警笛を鳴らして応えた。

首都高速道路羽田補修基地で開催されたイベントでは、走行中の東京モノレールの車両が、高所作業車のデッキから手を振る参加者に警笛を鳴らして応えた。

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 首都高速道路は8月25日、同社羽田補修基地(大田区羽田空港1)で高速道路の保守作業や特殊車両を学ぶ体験イベント「夏休み親子社会見学会 働く車大集合」を開催した。

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 同社は高速道路事業の理解を広げるため2008年より定期的に、関東各地の道路施設や建設現場を見学する「首都高講座」を一般向けに開催している。今回のイベントもその一環で、同補修基地を会場にした講座としては4回目(2008年以前の単独開催を含めると6回目)。

 当日は、事前応募から抽選で選ばれた18人組の親子連れらが参加した。まず首都高の概要や同社の業務に関する説明を受け、その後に「標識車」「散水車」「トイレカー」など「高速道路の黄色い車」で知られる特殊車両が次々と登場。豪快な散水やトラックの横転事故の対応デモンストレーションが実際の道路上さながらに披露され、参加者らの関心を集めた。

 その後はチームに分かれ、各車両に実際に乗り込み作業装置の操作などを体験した。圧巻は高所の橋や高速道路の裏側での作業に使用される「スーパーデッキ」への体験乗車。参加者は6階建てのビルに相当する高さ(約20メートル)にまで上昇する作業デッキに乗り込み、間近を走る首都高1号羽田線や東京モノレールを見下ろし、羽田空港や東京スカイツリーなども遠望した。

 都内から参加した親子連れは「首都高は仕事とプライベートでよく利用するが、作業車両を間近にみて保守について理解できた。子どもはこの体験を夏休みに自由研究にする」と笑顔で話していた。

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