米系の羽田~北米便線、再開・機材大型化-9月以降再度、一部運休予定も

羽田便が発着するニューヨークJFK国際空港のアメリカン航空ターミナル(参考画像)

羽田便が発着するニューヨークJFK国際空港のアメリカン航空ターミナル(参考画像)

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 今年2月に新規就航した後、需要低迷や東日本大震災の影響などで一時的に運休やスケジュール調整を行っていた米系航空会社の羽田~北米線は現在までに、全て運航を再開している。

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 デルタ航空(DL)は羽田~ロサンゼルス線を6月4日より、デトロイト線を同17日より、それぞれ週7便で運航再開。アメリカン航空(AA)は7月3日より、羽田~ニューヨーク線をデーリーで復便した。運航再開にあたっては各社とも低迷していた旅行需要が震災前のレベルに回復傾向にあることを強調しており、夏のピークシーズンに向けて羽田発着便の提供座席を拡大したい考えだ。羽田発便の予約状況も「ほぼ満席」(アメリカン航空マーケティング担当者)と好調だという。

 昨年11月の日本初就航以来、羽田~ホノルル線の運航を継続しているハワイアン航空(HA)は7月7日、当初の予定通り使用機材をエアバスA330-200型機に変更・大型化した。従来の機材より座席が30席多く、今後の需要の拡大に期待を掛ける。

 一方、デルタ航空は9月1日から2012年4月25日まで、同デトロイト線を一時的に運休することをすでに発表している。震災と原発事故の影響による中長期的な需要の低迷と燃油価格の高騰を理由として米国運輸省(DOT)の認可を受けており、夏のピークシーズン以降の座席調整を行う。アメリカン航空も同様の対応を検討し、同ニュ-ヨーク線を再度運休する可能性が伝えられている。

 羽田発着の長距離国際路線については今後もしばらくは変動が続きそうだ。

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