崎陽軒(神奈川県横浜市)が羽田空港ターミナルで6月10日より販売している空弁「おべんとう魚」が空港利用者に好評だ。
「シウマイ」の入った駅弁で知られる同社が、あえて「シウマイ」を使わずに考案した新スタイルの弁当。従来の駅弁のイメージを超えて「羽田空港で空弁として認めてもらえるよう」開発したという。内容はオリジナルのタレを使うサワラの照り焼き・ニシンの昆布巻き・魚介の風味を生かすつみれ揚げ・マグロとつきこんにゃくの炒め煮など。価格は670円。
同社広報・マーケティング部担当者は「『シウマイ』を入れない弁当の開発には賛否が分かれたが、羽田空港の多様な利用者ニーズにさらに対応するため、既に販売している『シウマイ弁当』とは別の味の弁当の導入を決めた」と話す。「空弁」としての商品開発で注力したのは、「手頃な価格で味・内容ともに満足してもらえるようにした点」。発売開始以来の売れ行きは「まずまずの滑り出し」で好調だという。
販売場所は羽田空港第2ターミナルの店舗「ANAFESTA」の53番・61番・65番・66番ゲートショップと北バスラウンジ・B1フロア・到着ロビーのギフトショップ。同空港以外にも東京を中心とした約50店舗で販売する。