大田区蒲田が4月13日、訪日外国人旅行者を受け入れる国内の主要拠点に選ばれた。
環境庁が発表した全国23カ所の「訪日外国人旅行者の受け入れ環境整備の拠点」の一つになったもの。拠点設定は同庁の「訪日外国人3,000万人プログラム」に基づく施策の一環。訪日外国人旅行者の受け入れの拠点となる都市・地域を選定し、外国人旅行者が安心して快適に移動・滞在・観光できる環境を提供することで外国人の訪日促進とリピーターの増加を目指す。
拠点は都道府県・市町村などの応募の中から、これまでの実績や今後の方策などの総合的な評価により選ばれた。蒲田はすでに多くの訪日外国人旅行者が訪れている12カ所の「外客受け入れ戦略拠点」の一つで、東京都内では秋葉原と銀座もこれに含まれている。これとは別に今後訪問増が見込まれる金沢・箱根・伊勢志摩など11カ所は、「外客受け入れ地方拠点」に選定された。
東北地方については、東日本大震災の影響を考慮し、今後の状況を踏まえながら選定に向けた検討を行っていくという。
蒲田ほかの拠点地域は今後、国や地方公共団体・民間事業者などが連携しながら旅行者受け入れのための環境の整備・拡充を進めていく。