リムジンバス、羽田~新宿線など所要時間短縮-公共車両優先システム運用で

新宿エリアなどの道路上に設置され空港バスを認識するPTPSの光ビーコン

新宿エリアなどの道路上に設置され空港バスを認識するPTPSの光ビーコン

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 首都圏各地と空港を結ぶリムジンバスを運行する東京空港交通(中央区)は10月31日より、「公共車両優先システム(PTPS)」の運用を開始し、羽田空港~新宿線などの所要時間の短縮を図っている。

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 新システムは空港直行バスに向けて優先的な信号制御を行い、主要駅やホテルと空港間の所要時間の短縮を図り利便性を向上するもの。東京都が実施する「10年後の東京」のプログラムの一環として警視庁・国交省との連携の下、導入が進められた。新宿駅地区・臨海副都心地区・23区東部地区の3エリアの道路上に光ビーコンを設置し交差点の手前で空港バスを識別。情報を受けた交通管制センターが走行路線の赤信号の短縮や青信号の延長を制御し、車両が優先的に走行できるようにする。

 同社によると、同システムの導入により、混雑時には3エリアを経由する路線では約5分~10分の所要時間の短縮が期待できるという。

 システムについて、東京都と警視庁は「羽田空港の国際定期便の就航に合わせた導入で、空港の利便性を向上できる」と説明している。今後、順次エリアを拡大する予定。

 同システムは京成バス(墨田区)の成田空港直行バスにも導入されている。

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