マレーシアの大手格安航空会社(LCC)エア・アジアXは9月21日、羽田~クアラルンプール(KL)間の路線に12月9日に就航すると正式発表した。
同社のアズラン・オスマンラニCEOが都内で開かれた記者会見で語ったもので、プレミアムシートを備えた新型エアバスA330型機を週3便(火曜・木曜・日曜)運航する。スケジュールは羽田出発=23時45分・KL到着=翌朝6時30分、KL出発=14時40分・羽田到着22時30分。片道料金は大手航空会社のほぼ半額の1万円~2万5,000円程度になる予定だが、来年7月末まではウェブ予約限定のキャンペーン価格5,000円で提供する(空港税など3,000円が別途必要)。
同社はこれまでに茨城空港などへの就航を検討していたことを明らかにしているが、最終的に羽田空港を就航地に選んだ理由については、都心へのアクセスの良さと国内線ネットワークの充実を挙げる。今後、あらゆる層に向けてリーズナブルな海外旅行の選択肢を提供し、特に若い旅行者や家族連れなどに向けた新しい需要喚起に期待を寄せる。
同社はエア・アジアグループで飛行時間が4時間以上の長距離路線を運航する。羽田線は同社の7カ国・12番目の路線となる。LCCが羽田就航を正式決定するのは今回が初めて。