羽田空港「跡地」開発計画へのパブリックコメント募集-東京都と大田区

大田区が2008年に策定したの跡地の独自利用案「羽田空港跡地利用OTA基本プラン(素案)」で描かれた「歩行者デッキ」イメージ 参考画像=大田区

大田区が2008年に策定したの跡地の独自利用案「羽田空港跡地利用OTA基本プラン(素案)」で描かれた「歩行者デッキ」イメージ 参考画像=大田区

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 大田区は8月19日、羽田空港の再拡張・国際化事業に伴って発生する跡地の活用計画「羽田空港跡地まちづくり推進計画(素案)」を発表。現在、一般からの意見を募集している。

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 素案は、国土交通省・東京都・大田区・品川区で構成する「羽田空港移転問題協議会」が取りまとめた。2008年に策定された「羽田空港跡地利用基本計画」の内容を具体化したもので、同空港エリアで大田区中心部に最も近い天空橋駅周辺の約53ヘクタールの土地の活用方法や開発案などが述べられている。

 同案では跡地について「空港に隣接する希少な空間であることから、空港機能をサポートするとともに周辺地域との調和を図りながら、空港の持つポテンシャルを最大限活用することが重要」とし、開発コンセプトを「緑と水辺に囲まれ、空港と隣接する立地を生かした、多様な人々が行き交い、 魅力とにぎわいのある、世界とつながるまちの実現」とする。

 具体的には産業・文化の交流の場の提供(第1ゾーン)、空港国際地区に隣接する立地を生かした交流ゾーンの開発(第2ゾーン)などの環境整備と施設建設などのアイデアや利用予想、さらに約5年後に事業着手し2020年ごろに「街造りの既成」を見込む想定スケジュールを盛り込んでいる。

 素案の全文は区・都のホームページで公開しているほか、区役所など区内の公共施設の一部でも閲覧できる。今後、一般からの意見を参考にさらに内容の精査・検討を進め、10月に最終的な「羽田空港跡地まちづくり推進計画」をとりまとめる予定。

 パブリックコメントの募集は9月2日まで。東京都の交通企画課がメール・郵送・ファクスで受け付ける。

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