東京空港交通(中央区)と京浜急行バス(港区)は8月2日、羽田空港の新国際線ターミナルビル(大田区羽田空港2)への空港アクセスバスの乗り入れ計画を発表した。
両社とも、新ターミナルビルが供用を開始する10月21日より、原則的にすべての路線(一部を除く)を新ビルまで延伸する。
東京空港交通・リムジンバスの運行経路は空港発便が国際線ターミナル~国内線第2ターミナル~国内線第1ターミナルの順で、空港着便は国内線第2ターミナル~国内線第1ターミナル~国際線ターミナルの順となる(アクアライン方面からのみ国内線ターミナルの順序が入れ替わる)。国際・国内ターミナル間の所要時間は双方向とも10分。対象便は共同運行便を含め合計で1日1,044便(金曜~月曜)だが、同社では利用客の増加を見込み、六本木・恵比寿・汐留など都心のホテルへの路線延伸も計画する(認可申請中)。
京急バスの運行経路はリムジンバスと同様だが、神奈川方面からの空港到着便については、国内線第1ターミナル~国内線第2ターミナル~国際線ターミナルの順となる。東京方面からの到着便の国際・国内ターミナル間の所要時間は7分を予定。
両社とも、同空港の本格24時間化に伴う深夜早朝時間帯の運行については、定期国際線が運航を開始する10月31日以降にサービス拡大を検討しているが、現在、時間・料金などの詳細について調整中だという。
京急バスは併せて、JR蒲田駅~空港間のシャトルバスを10月21日から新設することも発表した。座席間隔を広くした新設計の「リムジンカラー」の車両を、1日に蒲田駅発=36本、空港発=35本運行する。所要時間はそれぞれ32分と38分。料金は現在の路線バスと同じ270円。