JALの女子バスケットボールチーム「JALラビッツ」(日本航空女子バスケットボール部)は6月5日、羽田空港近くにある同チームの練習施設(大田区羽田空港1)で地域の小中学生を対象にした「バスケットボールクリニック」を開催した。
実業団スポーツチームで「バスケットボール女子日本リーグ機構(WJBL)」のトップリーグ「Wリーグ」に所属する同部の現役メンバーらによるバスケットボールの振興活動。2006年より全国各地で小中学生を対象に開催している。
クリニックには午前の第1部に事前に応募した大田区内の小学生80人が、午後の第2部に中学生70人が参加。 JALラビッツの大和谷智子・山田未来・井上早希・君山舞夕奈・星希望の各選手らにより、会場の体育館のバスケットボールコートが2面を使って基本的な技術指導・交流ゲーム・サイン会を実施。その後、チームのグッズなどが当たる抽選会などが行われた。
参加者の多くは地域のミニバスケットチームなどのメンバーで、参加者の父兄らも会場に駆け付け2階席から練習風景を見守った。父兄の一人は「子どもたちは自発的にバスケットボールを始めた。ラビッツの選手に直接指導を受けて、これからの活動の励みにしてもらいたい」と話していた。
同チームはJALの経営合理化策の一環で、今秋からの「第12回Wリーグ」を最後に廃部が決まっている。同社広報担当者は羽田空港でのクリニック開催について「練習拠点での開催は今回が『最初で最後』になるが、ラビッツの本拠地東京で、それも地元の大田区の小中学生を対象に開催できたことはとても喜ばしいこと」としている。
バスケットボールクリニックは今後今年7月までに国内では7カ所で開催を予定し、活動を終了する予定。