羽田空港ターミナルで5月19日、徳島県と長崎県の観光振興団体「にし阿波観光圏協議会」と「島原半島ジオパーク推進連絡協議会」のプロモーションが始まった。
旅客ターミナル内のスペースで来年の3月までの指定期間に、国内の15団体が独自に観光PRを展開する「観光プロモーション in 羽田空港」の第1弾。ともに空港利用者に地域の魅力を積極的にアピールしようと、オリジナルの特設ブースを設置し、観光地の情報や特産品などそろえた。
第1ターミナルのマーケットプレイスを会場にする「にし阿波観光圏協議会」は、地域の観光パンフレットの配布やDVD上映ほか、アンケート回答者を対象に温泉宿泊券が当たる抽選会も行う。徳島空港に就航するJALのキャビンアテンダントや徳島県のマスコット「すだちくん」も応援に駆け付け、初日のイベント開始直後から多くの来場者の人気を集めている。
にし阿波の協議会が同空港プロモーションに参加するのは、昨年に続き2回目。徳島県西部総合県民局の松原伸也さんは「羽田空港は全国から多くの人が訪れることから首都圏以外の人にも広くPRができる。昨年の出展でも大きな手応えがあった」と話し、2年連続の出展の効果に期待を寄せる。
同プロモーションは、観光庁が主導となり国内航空需要の拡大と国内宿泊旅行の拡大を目的として、全国の自治体や観光振興団体に同空港で地域観光PRの機会を提供するもの。参加団体は事前の応募によって決まり、今年度で3回目の実施となる。
2団体の出展は今月21日まで。時間は10時~18時。