大韓航空(KE、韓国)は9月18日、東京ビッグサイト(江東区)で開かれた「JATA世界旅行博2009」で「大韓航空 機内食世界一に輝いた『ビビンバ』試食会」を開催した。
同社は「ビビンバ」を初めて機内食に取り入れた航空会社で、1990年初頭に提供を開始。1998年には国際機内食協会(ITCA)が授与する「機内食界のオスカー」と呼ばれるマーキュリー賞で「最優秀機内食賞」を受賞している。日本路線では、羽田ほか成田・中部・関西・札幌・新潟とソウルを結ぶ路線の上級クラスと、成田~ロサンゼルス直行便の全クラスで提供中。
今回同社は、同ビビンバを広く一般に知ってもらうため、ソウル本社の機内食事業本部からシェフを招き、実際に提供されているビビンバの調理実演と試食会を開催。モヤシやシイタケ、キュウリ、ひき肉などの具材を紹介した後、来場者の中から希望者を募りご飯とコチュジャンの混ぜ方を一緒に実演し300人に配布した。実際に試食した20代の女性会社員は「ごま油の風味と辛目の味付けがおいしい」と満足げな様子だった。
同ビビンバについて、同社広報担当者は「季節や路線、搭乗クラスにより具材を変え、就航地の食材も取り入れるなどして、おいしく食べてもらうための努力を続けている。現在、仁川からの出発便だけでも1日4,000食を搭載。約6割の搭乗客に食されるなど人気を博している」と話す。