羽田空港で救命胴衣の着用体験会-ANAが一般向けに初開催

救命胴衣を着用するイベント参加者

救命胴衣を着用するイベント参加者

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 ANAは8月23日、救命胴衣の着用を実際に体験できるイベントを羽田空港内で開催した。

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 同イベントは、同社が朝日新聞に寄せられた読者からの投稿記事にあった「飛行機搭乗時に案内される救命胴衣について、説明通りに使えるか自信がない」という声に応えて企画したもの。開催について事前の案内を広報しなかったにもかかわらず、当日は新聞記事を読んで関心をもった空港利用客など約80人が集まった。

 イベントでは参加者はそれぞれ実際に救命胴衣を着用。客室乗務員の「心の準備はよろしいですか。それでは1、2の3」という声に合わせて胴衣についたひもを引くと、救命胴衣に付いている小さなボンベから空気が噴出し、「プシュー」という音とともに黄色い救命胴衣が一気にふくらんだ。

 救命胴衣を着用した女性は、「かぶってひもを引っ張れば良いだけと思っていたが、腰を固定する金具などもあり、一度体験してみなければパニックの状況下で冷静に対応できるかわかならない」との感想を述べていた。イベントでは、自動体外式除細動器(AED)による救急蘇生法の訓練も行われた。

 同社広報室課長の下里卓さんは「予想以上に多くの方に関心をもっていただいた。今後の開催については改めて検討したい」と話す。

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