羽田空港の新D滑走路、現空港と橋でつながる-10月に暫定開通へ

海上新滑走路と現空港を結ぶ北側場周道路 画像=東京空港整備事務所 

海上新滑走路と現空港を結ぶ北側場周道路 画像=東京空港整備事務所 

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 羽田空港で建設が進められている同空港4本目となる「D滑走路」と現在の空港島が7月末、橋でつながった。

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 D滑走路島と現在の羽田空港を結ぶ連絡誘導路部は、航空機が通行する「連絡誘導路橋」2本と管理用の「場周道路橋」2本から成るが、7月30日に空港管理用の場周道路橋の北側部の最後のけた架設が完了し、D滑走路島と現在の羽田空港が初めて橋でつながったもの。今後、舗装や付帯設備等の工事を進め10月に、工事用車両通行のために暫定開通する予定。

 場周道路部は延長620メートル、幅10.8メートル。144メートルの桟橋部と476メートル橋りょう部で構成する。橋りょう部のけた架設では、航空機の運航に伴う高さ制限の下、あらかじめ工場で組み立てた鋼製のけたを台船に載せ、満潮に合わせて架設位置へと移動。干潮に伴う海面の低下によってけたをジャケット(橋脚土台)に架設するユニークな施工方法を採用している。

 新滑走路は2010年10月の滑走路の供用開始を目指し、24時間365日の昼夜連続施工で工事が進められており、お盆期間中も休まず作業が続けられていた。

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