イベント企画やイベント機材レンタルなどを手がける昭和エンジニアリング（大田区西蒲田5）は4月11日、自社開発の移動式茶室を使った「出張茶道教室」のサービスを開始した。

　同サービスは、同社が開発した移動式和風イベントステージ「なごみ・くうかん」で構築した移動式茶室を、講師とともに派遣するもの。茶道教室のほか、イベントスペースや屋外での実演にも利用できる。屋外での茶道教室や実演はこれまで椅子に座って行う立礼（りゅうれい）が主流だったが、同サービスを利用すれば簡単に畳に正座する空間を作り出せるという。

　講師には「経験豊富な茶道家」（同社）を起用し、お点前の実演を行いながら、所作の意味、礼儀作法、言葉遣いなどを解説する。別料金で、技能習得を目的とする本格的な教室を開催することも可能。

　茶室の広さは、会場の広さや用途に応じて2～8畳に設定できる。セッティングは同社の専門スタッフが行うが、開催日当日の組み立てと撤収が可能。標準的な利用料金は、4時間の実施（1回の受講者2～3人で4回開講）が45,000円～。

　同社は「緊急災害用備蓄式ベッド」などの開発と人材派遣などを行っている。同サービスは同社の業務を効果的に組み合わせて商品化したもの。イベントのほか、企業の社員教育、福利厚生、接客接待などの需要が期待できるという。

昭和エンジニアリング