羽田神社で夏の例大祭「羽田祭り」-真夏の空の下、13町内がみこし担ぎ

群衆の中を左右に90度近くまでローリングしながら進むみこし。(弁天橋付近で撮影)

群衆の中を左右に90度近くまでローリングしながら進むみこし。(弁天橋付近で撮影)

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 羽田神社(大田区本羽田3)で7月25日・26日、「羽田祭り」が開催された。

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 同神社はその起源が約800年前の鎌倉時代までさかのぼる大田区羽田地域の「氏神さま」で現在は、羽田全域と羽田空港(東京国際空港)に氏子を持つ。同空港と航空会社らとの関係も深く、「ご神得・ご利益」には「運航安全」「航空安全祈願」「病気平癒」とある。

 同祭りは同神社の夏の例大祭で、ハイライトは26日午後から約3時間かけて繰り広げられた「町内みこし連合渡御」。同地域の13の町会がそれぞれのみこしを担ぎ、空港島南西端にある弁天橋付近から同神社近くまでの町内約1.1キロメートルを練り歩くもの。威勢の良いかけ声とともにみこしを左右に90度近くまでローリングしながら進む通称「ヨコタ」という勇壮な担ぎ方が特徴で、真夏の晴天の下、地域は大きな歓声と熱気に包まれた。

 見物客の一人で地元出身の60代の男性は「毎年これ(祭り)を見ないと夏が来ない。自分もまたみこしを担いでみたい」と活気あふれる年中行事をうれしそうに見守っていた。

 同祭りには例年、約3,000人のみこしの担ぎ手と3万人以上の見物客が参加するという。みこし担ぎの規模としては同区内で最大規模とされている。

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