羽田経済新聞の今年上半期PV（ページビュー）ランキング1位は、羽田空港～成田空港間にリニアモーターカーを建設する構想を伝える記事「羽田～成田を15分で結ぶリニア構想－神奈川県が調査結果発表」が輝いた。

　ランキングは今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10記事の7本が、来年10月の再拡張・国際化に向けた羽田空港各所の建設工事の進ちょくや国際化後の就航路線の決定などを伝えるニュースとなり、同空港の機能拡大への注目度の高さがうかがえる結果となった。

　上位10位のランキングは以下の通り。（カッコ内は掲載日）

1. 羽田～成田を15分で結ぶリニア構想－神奈川県が調査結果発表 (4/16)2. 羽田空港、新国際線旅客ターミナルビル建設進む－ビル外観のモックアップも (3/13)3. ナムコ、飲むプリン「プリンシェイク」発売へ－ポッカと共同開発 (3/12)4. 羽田国際線地区にモノレール新軌道－来年10月の供用開始目指す (5/8)5. 羽田空港沖に「滑走路島」出現－新滑走路の建設工事順調に進む (3/18)6. 羽田空港にそびえ立つ新ランドマーク－新管制塔の外観工事、最終段階に (1/13)7. 「モノレールSuica」に新デザイン登場－羽田空港2駅で先行発売 (4/7)8. 羽田～アムステルダムに定期便－再拡張後3つ目の欧州路線 (2/1)9. 羽田空港D滑走路、海面下の施工ほぼ完了－埋め立て・桟橋「接続部」 (6/1)10. 羽田～バンコク便就航へ－日本・タイ航空協議が合意 (2/4)
　ランキング1位は神奈川県などによる独自のリニア構想だが、同時期に千葉県に同様のアイデアの実現を目指す新知事が誕生したことから、首都圏空港の将来に向けた大きな話題として関心を集めた。

　8位・10位には、来年以降に同空港からアムステルダム・バンコクへ直行便を運航することを関係国が合意した内容のニュースで、「国際化」の具体的なイメージとして注目されたもの。7位は東京モノレールのオリジナルデザインのICカード「Suica」に関する話題で、航空ファンと鉄道ファンの親和性が反映された。

　空港関連以外の記事のランクインは、第3位に着けた「飲むプリンシェイク」の発売に関する記事のみ。地元企業のユニークな商品開発と全国展開が広く読者の関心を引き寄せた。　

　羽田空港では新管制塔・D滑走路・新国際線ターミナルなどの建設工事が順調に進み、再拡張に向けた設備がその容姿を現している。羽田経済新聞では引き続き、来年10月に向けて幅広く空港関連情報をカバーするともに、空港を支える周辺地域の話題も積極的に取り上げていきたい。