JAL羽田~福岡線の「ファーストクラス」が今年4月、導入1周年を迎える。羽田空港を起点とする国内主要路線でのゆとりのクラスは「利用者に大変好評」(同社)だといい、1周年を記念して搭乗者に向けたプレゼントキャンペーンも実施する。
国内線「ファーストクラス」は2007年12月、同社が羽田~大阪(伊丹)線に初めて導入した。同社によると、当時すでに提供していたエコノミーの上位クラス「クラスJ」のさらに上をいくサービスへの期待や要望が寄せられ、それに応えるかたちで導入を進めたのだという。「国内線の最高クラスの位置づけで、利用者のプライベートな空間・時間を尊重する最上級のおもてなし」(同社)をコンセプトに、8,000円の追加料金で特別シート・機内サービス・空港ラウンジなどが利用できる。利用率は高く、導入直後から80%以上の月が続いたという。
同クラスは現在、羽田~福岡線(1日7往復)のほか、札幌線(同3往復)と大阪(伊丹)線(全15往復)で提供する。機種はすべてボーイング777型機で、座席数は各14。
羽田~福岡線への導入1周年を記念するキャンペーンでは、4月1日の同路線のすべてのファーストクラス搭乗者にシート用の革を使用した「ファーストクラス・オリジナルグッズ」(非売品)をプレゼント。また、同月中の羽田発の便の利用者に「江戸甘味噌JALスペシャル」(300グラム)を、福岡発の便の利用者には「知覧煎茶JALスペシャル」(50グラム、鹿児島産)などを進呈する。
同社では収益向上につながる上位客の取り込みに向け、今後も同クラスの品質強化と対象便の拡大を進めていくという。