羽田空港の貨物サービスが、大手航空貨物専門誌「Air Cargo World」(エア・カーゴ・ワールド、英)の調査「2009 Air Cargo Excellence Survey」のカテゴリー別評価で世界2位にランキングされた。昨年の3位から順位を上げた。
同調査は同誌の読者である航空貨物の専門家が、世界の各空港の貨物業務のサービスレベル・付加価値・施設内容・通関やセキュリティーの運用精度などの評価するもの。各分野の総合点でランク付けが行われる。全世界を対象とした調査は今回で4回目。
同空港がランクインしたカテゴリーは、「アジア・中近東地域の年間貨物量50万トン以上100万トン未満」部門。貨物輸送のハブ空港とされる中国・広州(3位)、マレーシア・クアラルンプール(4位)、中国・深せん(5位)などを抑えての2位となった。評価の中でも、付加価値と運用精度の評価が高かったことが特徴。同カテゴリーの1位は3年連続で関西国際空港が選ばれた。他の国内空港では、成田国際空港が「アジア・中東地域の年間取扱量が100万トン以上の空港」部門で2位にランクインしている。
「Air Cargo World」誌は、世界百数十カ国・地域の貨物航空会社・貨物事業者・荷主らに広く購読されている。創刊は1942年。発行部数は約3万部(2008年)。