京浜急行電鉄(本社=東京都港区)と西日本鉄道(本社=福岡県福岡市)は共同で3月19日より、「羽田京急きっぷ」を発売する。
羽田~福岡線の航空便利用者向けに、京急線羽田空港駅から品川(泉岳寺)・横浜への鉄道の往復割引切符と福岡空港を発着する高速バスの往復割引切符をセットにして提供するもの。
対象となる福岡空港発着の高速バスは佐賀・ 久留米・小倉・荒尾・熊本・日田・湯布院・長崎・佐世保・別府の計10路線で、同空港の充実した地上高速交通網を幅広くカバーする。割引率はバス路線ごとに13.9%~25.1%の間で設定し、最大割引額は長崎線利用時の1,340円。京急線品川駅・横浜駅窓口と九州内の各社高速バス乗車券販売所で販売し、有効期間は発売から10日間。同往復切符で片道を2人で利用することもできる。
羽田~福岡線は航空3社が毎日30往復以上を運航し、年間旅客数が約814万人(2007年度)に達する主要空路。両空港アクセス事業者は共同割引切符で国内第2位の幹線の利用者を取り込んでいく考え。(取材協力=みんなの空港新聞)