劇場映画「ハッピーフライト(仮題)」の製作チーム、アルタミラピクチャーズ・矢口組が4月中旬、延べ1,500人のエキストラを起用し、羽田空港のANA航空機を使用して撮影を行う。
航空業界を舞台に、パイロット、客室乗務員、グランドスタッフ、管制官など、飛行機の運航に関わる人々の奮闘を描く同映画には、空港や航空機内のシーンが随所に登場する。4月中旬の10日間は、羽田空港に駐機されたANAのボーイング747-400機内で1日150人のエキストラとともに機内風景の撮影を予定している。
延べ1,500人のエキストラは、主にANAが同社のウエブサイトで募集したが、記事掲載の3月26日から応募が殺到し28日には受け付けが締め切られた。製作会社によると、映画のエキストラ募集は1週間以上かけて受付する場合が多いが、2日で締め切るのは異例。映画への期待と航空業界への興味が高いことがうかがえるという。
同映画は、「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」をヒットさせた矢口史靖監督の4年ぶりの新作。ANAが撮影に全面協力し、フジテレビジョン、アルタミラピクチャーズ、東宝、電通が製作、東宝が配給する。公開は2008年秋の予定。