日本空港ビルデング(大田区羽田空港3)が6月3日から5日間、第1ターミナル5階「THE HANEDA HOUSE」で衣料品の回収&交換イベント「HANEDA Fashion Swap vol.2」を開催する。
不要な衣料品を参加者が持ち寄って物々交換ができる場として、昨年10月20日~26日に1回目を開催した同イベント。2回目となる今回も衣料品の廃棄を減らすSDGsの取り組みとして、衣料品のリデュース・リユース・リサイクルを行う。衣料品の社会問題に関する情報パネルや、日本航空(品川区)と全日本空輸(港区)による衣料品に関するアップサイクル品などの展示も行う。
洗濯をした衣料品であれば無制限で回収する(非売品は不可)。衣料品の交換は有料で、参加費用として1点交換=1,000円、2点交換=1,500円、3点交換=2,000円が必要。参加費は企画運営費や回収した衣料品のリサイクル費に充てられる。
イベント後に余った衣料品はリユース可能であればブックオフコーポレーション(相模原市南区)が引き受ける。リユース不可能であればワークスタジオ(新宿区)が廃棄衣料品から作るパネルボード「PANECO(パネコ)」にアップサイクルし、巨大将棋盤と駒を作製して次回開催時に展示する予定。
羽田未来総合研究所の同イベント担当・葉玉さんによると、「昨年は夏物から冬物へ移行する時期に開催したため夏物が多く、そのほかスーツ・子ども服など幅広く集まった。中には市場で流通の少ないビンテージ物などもあった」という。参加者が会場に残したメッセージでも「すてきなコートがあった」「衣料品の社会問題が分かった」など、取り組みに対しての反響が寄せられていた。
葉玉さんは「自宅に眠っている洋服があったら、HANEDA Fashion Swapに持ち寄って参加してほしい」と呼びかける。
開催時間は11時~18時。6月7日まで。