「グランドニッコー東京 台場」(港区台場2)内にある「GALLERY21」で現在、コロンビア人アーティストtot:GIOVANNY SANCHEZ(トット:ジオバンニ サンチェス)さんの来日初個展「tot : GIOVANNY SANCHEZ Japan First Exhibition」、日本人アーティスト山口友都(ゆうと)さんの初個展「OruFun(オルフォン) Yuto Yamaguchi First Exhibition」が同時開催されている。
コロンビアは、世界有数のストリートアート大国。街中にあふれるグラフィティアートが観光名所として有名な首都ボゴタで生まれ育ったトットさんの作品は、色鮮やかなグラフィティをキャンバスや都市芸術に取り入れることが特徴。トレードマークの猫とさまざまなキャラクターが色彩にあふれた世界観を表現している。
これまでナイキなどのグローバルブランドとコラボしキャンペーンに起用されるなど、グラフィティアートだけでなくプラスチックアートやグラフィックデザインまで活動の幅を広げ、コロンビア国内では代表的なポップアーティストとして知られている。
日本人アーティストの山口友都さんは、本のページを折ったり切ったりすることで立体的な文字や模様を浮かび上がらせるアート「ブックフォールディング」を独自に発展させた技法を「OruFun(オルフォン)」と名付け、インスタグラムで作品を発表。作品の複雑性、繊細さや正確さが評価され、フォロワー4万人を有する。
会場では、オリジナル原画をはじめ約25作品を展示する。
同ギャラリー代表の立野義人さんは「以前から当ギャラリーと交流のあったトットさんが来日するタイミングと、既にインスタグラムで評価されている山口さんのアーティストとしてギャラリー展示にステップアップするタイミングが重なった」と話す。
「1人でも多くの人に、南米アートへの興味を提案し、日本人アーティストの新しい才能を認知してもらいたい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は11時~18時。月曜定休。入場無料。5月27日まで。