大田区の中小製造業グループ、セカンドライフで「ものづくり」をPR

「大田区SLプロジェクト」のロゴ ©地域産業イノベーション・グループ

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 大田区の中小製造業などで構成する「WWO:地域産業イノベーション・グループ」(大田区山王3)は現在、インターネット上の3次元仮想空間「セカンドライフ」に地域の製造業の集合工場を設け、技術・製品などの情報を世界に向けてPRする「大田区SLプロジェクト」に取り組んでいる。

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 同地域の町工場が持つ高度な「ものづくり」の技術を仮想空間経由で世界のマーケットに周知し、地域企業と海外企業との提携の構築・販路拡大を目指すもの。独自のSIM(セカンドライフ内の土地)を購入し、50社の地元企業が入居する集合工場のコンテンツを構築。各社の技術情報の提供とともに、ユーザーが各工場を回ってパーツを集め、それを組み立ててオリジナルロボット「大田ロボ」を作れる仕組みを提供するという。

 同プロジェクトは、デジタルハリウッド大学大学院(千代田区)の三淵啓自教授が専門委員として総指揮を執る。また、経済産業省の地域資源活用販路開拓等支援事業にも採択されており、これまでにセミナーの開催やプロジェクトバナーの制作などが行われている。

 同グループは今年末まで参加企業を募集。代表の奥山睦会長は「町工場だけでなく大手メーカーにも参加してもらって集合工場に活気を持たせたい」と、地域の新たな試みに意欲を見せる。

 正式稼働は来年2月の予定。

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