東京電力と三井物産は9月24日、羽田空港に2010年にオープンする国際線地区貨物ターミナルに太陽光による電力を供給する新会社「羽田太陽光発電」を共同で設立したと発表した。
同新会社は、同新ターミナルの屋上に国内有数の規模となる2,000キロワットの太陽光発電設備を設置。太陽光発電による発電電力と電力会社の系統電力を組み合わせて同ターミナルに電力を提供するエネルギーサービスを行う。設備の設置面積は2万7,840平方メートルで、サッカー場約4面に相当するという。
太陽光発電設備の導入により、同ターミナルで使用する電力の約10%(年間約200万キロワット時)をまかなうことになり、年間約850トンのCO2排出量の削減を見込む。
同サービスの提供により、太陽光発電の積極的な活用とCO2削減に取り組む東電と太陽光・風力発電など再生可能エネルギーの開発を進める三井物産が、羽田空港の再拡張・国際化事業の環境面の取り組みに大規模に参画することになる。
運用開始は、同年10月の同ターミナルの開業時を予定。