川崎鶴見臨港バス(川崎市)は7月、同社運行の「川崎病院線」に本年度中に電気バス(スマートEVバス)車両を導入すると発表した。
国土交通省の「地域交通グリーン化事業」の対象案件として決定されたもので、EV車両1台と急速充電設備1基を新規導入。周回の運行距離2.4キロの同路線の一部ダイヤに投入される。同路線は川崎駅と市立川崎病院をつなぐ路線で、運賃100円の「ワンコインバス」として運行されている。
「地域交通グリーン化事業」は低炭素で環境負荷の少ない街づくりや交通事業を推進する観点から、電気自動車の普及・導入を促進するような先駆的な地域交通事業者を支援するもの。臨港バスは川崎市と連携して同事業に申請していた。今回、支援の対象となった事業者は同社ほか、京都急行バス(京都市)のEV車両やさくら観光(秋田県大館市)のプラグインハイブリッドのタクシー車両など。これまでには日本郵便が1都2府11県で運用する電気トラック40台なども対象となっている。