国土交通省東京航空局は羽田空港の機能拡張の進展に伴い今年8月から、同局のホームページ上で空港アクセスに関するアンケート調査を行っている。
2010年10月末の再拡張事業の完了後に予定する国際化に向けて広く一般から意見を聞き、同空港に望ましい空港アクセスを検討し運輸政策に活用するのが目的。同空港の国際化における同様のアンケート調査は今回が初めて。
今後、深夜・早朝時間帯における空港利用がさらに増加することが見込まれることから、質問は同時間帯における交通手段やサービスのあり方に関するものが中心。具体的には、回答者の年齢層・居住地域・空港利用頻度、現在の空港の運用状況、2010年の拡張・国際化についての認識、新国際線ターミナル建設、鉄道・リムジンバス・自動車などへの施策、・深夜バスについてスケジュール運賃などについての選択質問とフリーコメントなど13問。
同局担当者によると、調査開始から現在までの回答数は公表していないが、多くのアクセスによって調査情報の精度を高めたいという。「一般の人々の生の声を集めて政策に生かしたい」(同担当者)。
実施は12月末ごろまで。調査結果は同局がとりまとめ、ホームページなどでの公開を検討する。